トレイルランニング超入門 175runner です。
山を走るには、着地にコツがあります。特にスピードが出すぎる下りの走りは注意が必要です。どのような場所を選んで足を置くと安定するのか、スリップしない加重方法、何度か舗装されていない野山などを歩いてみて、実施に経験しておいたほうがよいでしょう。
下りの基本は、足裏全体均等加重です。足裏全体を斜面にぴたりと吸い付かせるつもりで、力は斜面に対して垂直にかけます。急な斜面では、つま先だけ出っ張り(岩、根、石)にかけ、スピードを殺します。
膝は常にやや曲げています。スキーをしたことのある方はわかると思いますが、あの要領です。膝が伸びきると安定感を失いスリップ、転倒につながります。コース脇の木立などをつかんでスピードを殺そうとする人もいますが、肩や手を痛めたりしますので、よほどのことがない限り木立には頼りません。もし木立を利用するなら、徐行速度で下るつもりで徹底して利用します。
コツをまとめると
膝が伸び、体重が後ろに引けて、小石などに靴底の中央から後ろで乗ってしまうというのは最悪
膝はやや曲げ、斜面に対して垂直に靴底全体でかける。小石もこのように押さえ込むように乗れば滑らず、ストッパーの役目を果たす
トレイルランで時間を稼げる人と遅い人の一番の差は、この下りの技術。下りが早い人は、滑りやすい斜面なら足裏をぴたりと斜面につけて、なめらかに下り、岩や根っこが出ている急斜面なら足を置くポイントを瞬時に判断しこまめにすばやく足運びをしています。この慣れのためにまずハイキングを経験することをおすすめします。ただし、シューズだけは実際にトレイルランに使用するシューズを履いて体験しましょう。